ECO earth 地球のエコを考える

オゾンとは

オゾンとは

オゾンは、自然界に存在する最も酸化力の強い物質です。大気中酸素から生成し、かつて別荘地のキャッチフレーズで「オゾンがいっぱい」といわれたことをご記憶されている方もいると思います。

空気のきれいな時にすがすがしい臭気としてオゾンの存在が感じられる。電気の放電や紫外線の照射によってもオゾンが生成し、身近なところでは古くなったモーター等の放電部やコピー機の近くでオゾンの強い臭気を感じる。

その反面、夏の暑い日、風のない日差しの強い時に、自動車の排気ガスに紫外線が当たりオゾンが生成し、大気汚染指標のオキシダントとして警報がだされる。

高濃度のオゾン、液体オゾンの製造、精製等からオゾンの物性が調べられています。常温では気体で、その物性を酸素との比較で下の表をご覧下さい。オゾンは空気中の酸素から放電で生成でき、水中ではフッ素に次ぐ強い酸化力を持ち、多くの溶存物質を酸化すことができます。

オゾンと酸素の物性オゾン酸素
分子量4832
沸点(℃)-112-183
融点(℃)-193-219
密度(g/dm3)2.141.43

まだまだオゾンの研究はこれからですが、研究や開発がさらに進み地球環境を良くしてくれることを願わずにはいられません。

ある研究者によると、重いオゾン発生器を載せ、冷却水を流し、机の横には酸素ボンベを固定し、一定圧力下で酸素ガス流量を調節し、ガラス器具で反応系、排ガス処理系を組み立て電圧を上げ、四塩化炭素に分散させた澱粒子にオゾン化ガスを接触させ、澱粉粒子にラジカル生成点となる過酸化物を生成させていた。電気と機械との組合せでフラスコと薬品だけを利用する化学実験とは異なり、操作手順は複雑であったそうです。

オゾンの研究動向

オゾンの研究は、発生から応用まで広い分野で行われています。科学技術情報を集中して取り扱っている科学技術振興事業団(JST)の文献検索サービス(JOIS)より調査した結果、1981(昭和56)年から2001(平成13)年までの20年間、登録された国内外の論文総数は、キーワード「オゾン」で31590件であった、「オゾンと発生」で4721件、「オゾンと大気」で4996件、「オゾンと大気汚染」で6914件、「オゾンと水」で3321件、「オゾンと水処理」で3818件だったそうです。
オゾン発生装置の参考。

各地で相当な研究が行われていることがわかる。この間、水道関係で1985(昭和60)年に第7回の国際オゾン会議が東京で開催され、1992(平成4)年には、東京都の金町浄水場、沖縄の北谷浄水場にオゾンと活性炭の高度浄水処理が導入された。

オゾンの学級会

オゾンと水処理に関する研究発表は、水道分野では全国水道研究発表会、下水道分野では下水道協会の研究発表会、その他、(社)日本水環境学会の一部で毎年行われています。

国際的な学協会は、1956年、シカゴに世界中から技術者、科学者、環境科学者、教育者等が、集まりInternational Ozone Conference が開催されました。1973年、ワシントンで非営利的な科学および教育組織として約380名の参加のもと国際オゾン学会(International Ozone Institute) の第1回会議が開催され設立された。この時、気象関係者は別のグループを作り、水処理を中心とする現在の国際オゾン協会(International Ozone Association)が1978年11月よりヨーロッパ、アメリカ、日本と交互に国際オゾン会議を開催してきた。